私たち第44期園芸学科Aが学ぶ『学習内容』は、大きく分けて①.基礎講座と②.選択講座があります。
二つの講座は以下のような内容ですが、興味あり勉強になるバラエティーに富んだ講演・講義です。
①基礎講座
②選択講座
≪第44期(1年)前期の基礎講座 : 2022年10月~2023年3月≫
開催月日 | テーマ | 講師(敬称略) | |
10月 4日 | 全日 | 入学式 | ― |
10月 7日 | am | オリエンテーション | (事務局) |
pm | オリエンテーション | (第43期生) | |
10月18日 | am | アイスブレーキング ~心ほぐしと自己覚知~ |
龍谷大学非常勤講師 扇田 宗親 |
pm | クラス活動 | (第43期生) | |
11月 4日 | am | 高齢期をもっと豊かな時期にするため | 滋賀大学 教授 神部 純一 |
pm | 健康と生きがいづくりに役立つ笑いの力 ~大道芸で笑って健康に~ | 大道芸人 田久 朋寛 |
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11月25日 | am | シニア世代の整理収納術 | 整理収納 アドバイザー 中島 由子 |
pm | 骨・カルシウムセミナー ~骨の健康のために大切なお話~ |
雪印メグミルク(株) 関西コミュニティセンター 唐住 泉 |
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12月 2日 | am | 井伊直弼の生涯 | 米原市柏原宿歴史館 館長 谷口 徹 |
pm | 健康にとっての睡眠の重要性 | 公益財団法人西川文化財団 スリープマスター 三品 清純 |
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12月 9日 | am | 部会等活動 | ― |
pm | クラス活動 | ― | |
12月23日 | am | ボランティア活動について (入門編) |
社会福祉法人大阪ボランティア協会 理事長 早瀬 昇 |
pm | クラス活動 | ― | |
1月13日 | am | あたらしい人権課題としてのLGBTQ(性的少数者) | NOP法人にじいろ代表 イーコミュニティ 橋本 竜二 |
pm | 目指せ! 褒める達人 褒め達講座 |
日本褒める達人協会 ここ しみず事務所 清水 美代子 |
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1月20日 | am | 近江が生んだ知将石田三成 ~その生涯と業績~ |
近江歴史文化研究所 淡海歴史文化研究所 所長 太田 浩司 |
pm | 健康と美容を手に入れる ~オーラルケアと血流改善を学ぶ~ |
花王グループカスタマーマーケティング株式会社 小川 志津香 |
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2月 3日 | am | ラジオ体操のすすめ ~フレイル予防とメンタルヘルスケア~ |
龍谷大学社会学部 名誉教授 安西 将也 教授 井上 辰樹 |
pm | 近江の仏像 ~奈良時代から鎌倉時代の名作を紹介~ |
公益財団法人秀明文化財団 理事 高梨 純次 |
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2月17日 | am | 自然の魅力 ~マキノでの活動を通して~ |
マキノ自然観察倶楽部 代表 谷口 良一 |
pm | まちづくりと環境問題 ~地域活動を通じて環境問題について考える~ |
特定非営利活動法人おおつ環境フォーラム 理事長 環境技術協会 会長 竺 文彦 |
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3月10日 | am | 負担をかけない身体の使い方 | びわこリハビリテーション専門職大学 講師 川崎 浩子 |
pm | 災害への備えと地域防災力の向上をめざして | 滋賀県防災危機管理局 細川 優依 |
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3月17日 | am | コミュニケーションや情報発信に役立つITツールを学ぶ | 龍谷大学社会学部 准教授 坂本 清彦 |
pm | クラス活動 | ― | |
3月24日 | am | 地域活動ガイダンス | (事務局) |
pm | 地域文化とまちづくり | 住みよいまち&絆研究所 代表 奥野 修 |
≪第44期(1年)後期の基礎講座 : 2023年4月~2023年9月≫
開催月日 | テーマ | 講師 (敬称略) | |
4月 7日 | am | アンガーマネジメントを知り感情をコントロールしよう | |
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会ファシリテーター 尾崎 沙千 |
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pm | 能へのいざない | 観世流能楽師 吉浪 壽晃 |
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4月21日 | am | インターネットと人権 ~SNS等のトラブルを未然に防ごう~ |
一般社団法人ソーシャルメディア研究会 チーフ技術指導員 竹内 義博 |
pm | 滋賀県の河川環境 ~河川の研究を通じて~ |
滋賀県琵琶湖環境科学研究センター 専門研究員 立命館大学理工学部非常勤講師 佐藤 祐一 |
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4月28日 | am | これからの介護 ~最新の介護用具や介護事情を知る~ |
一般社団法人日本福祉用具供給協会 (株)ヤサカ滋賀南支店 安村 庸 |
pm | クラス活動 | ― | |
5月12日 | 全日 | ニュースポーツ大会 | ― |
5月26日 | am | クラウドファンディングで地域貢献! ~地域活性化事例とプロジェクト成功のポイント~ |
合同会社MediArt 代表 植田 淳平 |
pm | 認知症サポーターに参加しよう | 草津市健康福祉部長寿いきがい課 | |
6月 2日 | am | 災害ボランティア活動について ~被災地の活動から学ぶ~ |
災害NGO 結~yui~代表 前原 土武 |
pm | クラス活動 | ― | |
6月 9日 | pm | <校外学習(ビアンカ乗船)> 湖上散歩~近江の文学・歴史・風土を学ぶ~ |
文筆家・旅行作家 西本 梛枝 |
7月 7日 | am | 特殊詐欺をはじめとする身近な犯罪から身を守る | 滋賀県警察本部 生活安全企画課 警部補 関 早紀子 |
pm | 徳川家康と城づくり | 滋賀県立大学 名誉教授 中井 均 |
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7月14日 | am | シニアのためのハラスメント講座 | 株式会社しがぎん経済文化センター 取締役社長 西堀 武 |
pm | クラス活動 | ― | |
7月20日 | 全日 | 大学祭 | ― |
7月21日 | 全日 | 大学祭 | ― |
7月22日 | 全日 | 大学祭 | ― |
8月25日 | am | 近江と徳川家康との深い関係 | 近江歴史文化研究所 所長 淡海歴史文化研究所 所長 太田 浩司 |
pm | 卒業生寄付講座 | ||
9月14日 | pm | 卒業式 | <滋賀県立文化産業交流会館にて> |
9月22日 | 全日 | 地域活動体験学習クラス報告会 | ― |
≪第44期(1年)前期の選択講座 : 2022年10月~2023年3月≫
開催月日 | テーマ | 講師 (敬称略) | |
10月12日 | am | 庭木のことを理解しよう 滋賀県内の巨木・名木紹介 |
樹木医 信田 繁治 |
pm | |||
11月 2日 | am | 樹木管理の基本 木を診る 木を知る |
樹木医 中西 肇 |
pm | |||
11月16日 | am | 樹木の名前を覚えよう 樹木の観察(ウオッチング) |
樹木医 信田 繁治 |
pm | |||
11月30日 | am | 果樹栽培の基礎 | 元滋賀県立八日市南高校 教諭 松原 治夫 |
pm | |||
12月 7日 | am | 里山整備とリースづくり 【大学周辺森林】 |
樹木医 信田 繁治 |
pm | |||
12月21日 | am | 洋風寄せ鉢づくり(正月用) シクラメン・ランの育て方 |
フラワーアレンジメント講師 水島 たず子 |
pm | |||
1月18日 | am | 剪定の基本 道具の使い方 |
樹木医 中西 肇 |
pm | |||
2月 1日 | am | おいしい果樹の育て方 苗選びと植付け・施肥・かん水 果樹の鉢(ポット)栽培 |
元滋賀県立八日市南高校 教諭 松原 治夫 |
pm | |||
2月15日 | am | 果樹の剪定 | 元滋賀県立八日市南高校 教諭 松原 治夫 |
pm | |||
3月15日 | am | 植物の種類と品種 【校外学習】 |
樹木医 信田 繁治 |
pm | |||
3月29日 | am | げんげん元気な手作り園芸 春の家庭菜園 土づくり |
元滋賀県立八日市南高校 教諭 松原 治夫 |
pm |
≪第44期(1年)後期の選択講座 : 2023年4月~2023年9月≫
開催月日 | テーマ | 講師 (敬称略) |
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4月19日 | am | げんげん元気な手作り園芸パート2 春の家庭菜園の作り方 (苗の植付け) |
元滋賀県立八日市南高校 教諭 松原 治夫 |
pm | |||
4月26日 | am | 手軽に楽しむ 菊作り① ・大菊(盆養三本立て・だるま・福助作り)、小菊(玉・懸崖・盆栽作り)について ・さし芽(実習) |
奥村 道弘 |
pm | 花壇用花苗の種播・草花の管理 | フラワーアレンジメント講師 水島 たず子 |
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5月17日 | am | 剪定実習 松の剪定 (松のみどり摘み) |
樹木医 平塚 英史 |
pm | |||
5月31日 | am | 手軽に楽しむ 菊作り② | 奥村 道弘 |
pm | 果樹と野菜の病害虫防除 | 元滋賀県立八日市南高校 教諭 松原 治夫 |
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6月7日 | am | 花壇作り | フラワーアレンジメント講師 水島 たず子 |
pm | |||
6月28日 | am | 樹木管理 剪定実習 |
樹木医 平塚 英史 |
pm | |||
7月12日 | am | 地球温暖化とびわこ地球市民の森 【びわこ地球市民の森】 |
びわこ地球市民の森 江見 和綽 |
pm | 森づくり活動(実習) 【びわこ地球市民の森】 |
樹木医 平塚 英史 |
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8月30日 | am | 果樹の糖度調査 土づくり(秋野菜の植付け準備) |
元滋賀県立八日市南高校 教諭 松原 治夫 |
pm | |||
9月13日 | am | 秋の家庭菜園の作り方 (苗の植付け) |
元滋賀県立八日市南高校 教諭 松原 治夫 |
pm | |||
9月27日 | am | 秋の草花の播種(実習) | フラワーアレンジメント講師 水島 たず子 |
pm |
第44期(1年)前期の基礎講座:2022年10月~2023年3月 |
2022年10月18日(午前)
「アイスブレーキング ~心ほぐしと自己覚知~」
龍谷大学 非常勤講師 扇田 宗親
地域の絆を深め地域福祉を進めるためには、自分の心ほぐしと自己覚知が重要。
もともと人間は助けてもらうだけの一方的なことは嫌で、お互い様の両方とも同じ立場や状態を求めており、地域福祉も同様のことが求められているとのこと。
そのためのアイスブレーキング(集まった人を和ませ、コミュニケーションを取りやすくする方法)として、心ほぐし(穏やかな気持ちになる)と自己覚知(見聞きや体験から感じ受け止め方、反応の自己認識)が大切であると。
そのために、私やあなたを漢字一文字で表すとどんな文字を思い浮かべますか?などと投げかけるのもお互いを知る良いきっかけになるのだと学びました。
2022年11月4日(午前)
「高齢期をもっと豊かな時期にするため」
滋賀大学 教授 神部 純一 先生
様々な高齢者の研究では、「自己決定が出来ることが、生き甲斐につながる」と言われています。そして、自立に欠かせないのが、学ぶことだと。学ぶことを通じて「生活の向上」を図るためには、自分史を書くことが大切だと。
なお、自分史を書くメリットとしては、
①生きがいを見つける
②自信、自尊心を高める
③脳を活性化する
等々が言われています。
是非、自分史を書くことをお勧めします。
2022年11月4日(午後)
「健康と生きがい作りに役立つ笑いの力 ~大道芸で笑って健康に~」
大道芸人 田久 朋寛 先生
1日に笑う回数は平均10回から15回だそうで、年を取ると笑いの回数が減るそうです。
笑いは健康と長寿の秘訣なので、日々笑うことを心がけましょう。
笑いの効用 : 笑いは人から人へ伝染し、自分の心の幸せにもつながる。
長寿の秘訣 : 日々退屈しないこと。好奇心を持つこと。常に笑っていること。
「たっきゅう(田久)さん」の健康・生きがいに役立つ笑いについてユーモアたっぷりにおしゃべり(説明)をされた後で、見事なジャングリング芸を披露して頂き、楽しまさせていただきました。
さて、今日のこれから何回みんなで笑おうか。また、何回笑わせようかナ。
2022年11月25日(午前)
「シニア世代の整理収納術」
整理収納 アドバイザー 中島 由子 先生
「整理・整頓」、子供のころから耳にタコができるほど聞きなれた言葉ですね。しかし、なかなか出来ないのが整理・整頓だけど、今日はシニア世代の整理収納術を習いました。
シニア世代に必要な整理・収納は、3つのステージで考える必要があるとのこと。
ステージ1…心身共に元気な時期に、物の整理・整頓を進めるステージ。
ステージ2…心身の衰える時期に、収納のテクニックを用いた支援を必要とする時期。
ステージ3…認知機能にも衰えが見られる時期に、家庭に支援者が入ることを見据えた収納が求められる時期。
シニア世代には終活を見据えた整理・整頓が必要で、先送りにできないことの実践的な講義でした。
2022年11月25日(午後)
「骨・カルシウムセミナー ~骨の健康のために大切なお話~」
雪印メグミルク(株) 関西コミュニティセンター 唐住 泉 先生
高齢者は、骨が命。普段からカルシウムの働きや骨の代謝の仕組みをよく知っておく必要があり、有益な授業の始まり~、始まり~。
先ずは、骨を構成するカルシウムの働きや代謝の話からスタートした。
その中で、一日に摂りたいカルシュウムの量は、男性が700㎎で女性が600㎎とのことだが、なかなか摂れないカルシュウムを取るには工夫が必要とのことです。
その工夫としては、
・粉チーズ、じゃこ、ゴマでふりかけにする
・おからや、切り干し大根を牛乳で戻す
・ソーメンのつゆを割るとき牛乳を入れる
等々を教えて頂きました。
お土産としてスキムミルクなどを頂きました。ありがとうございました。
シニアの皆さん、骨の健康のために今日の授業内容を早速に実践してみましょう。
2022年12月2日(午前)
「井伊直弼の生涯」
米原市柏原宿歴史館 館長 谷口 徹 先生
井伊直弼が彦根で生まれてから江戸で暗殺されるまでの生涯を、リアルにエピソードを交えて話されました。
直弼は非嫡出だったので、井伊家の常として嫡子以外の子は他家を継ぐか、家臣に養われるのが通例で、父を亡くしてからは城を出て質素な「埋木舎(うもれぎのや)」に住み、禅、武術、能、狂言、国学、和歌、焼き物、茶の湯を学び造詣を深めて多くの書物を残しました。茶の湯では本格的に取り組み独自の一派を樹立し、残した著書の中には有名な「一期一会」などの言葉があります。
しかし、兄たちも亡くなったために、彦根藩主となり、そして大老に就任し「日米修好通商条約」を締結するなど花を咲かせたのでしたが、「桜田門外の変」で亡くなったのでした。
なお、直弼は幕府に牛の味噌漬けを献上していたため、あだ名は彦根牛(愛牛)とも言われていたそうです。
井伊直弼は、波乱万丈な生涯だったのだけど、いろいろと勉強をして極めていたのですね。
2022年12月2日(午後)
「健康にとっての睡眠の重要性」
公益財団法人西川文化財団 スリープマスター 三品 清佳 先生
西川文化財団は、“西川”と聞いて直ぐ分かるように、ふとんの西川株式会社ですね。西川ふとん屋さんは室町時代に近江商人としてスタートし、蚊帳の販売から始めたそうです。
ところで、世界の睡眠時間は、最大の南アフリカの9時間13分で、それに対し日本は7時間22分だそうで最低レベルだそうです。皆さんの睡眠時間は日本人レベルですか?
さて、睡眠の基本のルールは、
朝…①同じ時間に起きる
②起きたら朝陽を浴びる
③朝ご飯をしっかりよく噛んで食べる
昼…元気に活動する
午後~夕方には運動を20~60分する。
夜…睡眠2~3時間前に食事、酒類を済ます
1時間前には、入浴、テレビは終了する
30分前の読書が一番いい。ストレッチ、ハーブテイー、好きな香りも良い
睡眠の役割は、頭の整理、体のメンテナンス、メンタルバランスの調整、副交感神経の働きを良くする等々の生活のリズムを良くするので、しっかり寝ましょう。
2022年12月23日(午前)
「ボランティア活動について (入門編)」
社会福祉法人大阪ボランティア協会 理事長 早瀬 昇 先生
ボランティア活動は「恋愛に似ている」。それは次のような共通点があるから。
① 自発的な無償の行為
② 対象を選べる
③ 好きであることが選択の重要な基準になる
④ 出会いは偶然によるところが多い
⑤ しんどいこともあるが自分自身も元気になる活動
⑥ 自分が満足するだけでは、うまくいかない
⑦ 止めるとき、別れる時が辛く難しい
⑧ 心移りをすることがある
なるほど~ネ。
2023年1月13日(午前)
「あたらしい人権課題としてのLGBTQ(性的少数者)」
NPO法人にじいろ BIWAKO 代表 イーコミュニティ 橋本 竜二 先生
講演者自身がゲイであることを、話の中で私たちに告げられました。
中学2年の時、仲の良い男友達を好きになるが、周囲の反応が気になり悶々とするとともに苦悩され、いたたまれず母親に高校3年の時カミングアウトされたそうです。
大学の卒業論文では同性愛について発表し賞賛されたが、同じように悩む人たちを支え居場所つくりをしたいとのことで精神保健福祉士になり、「にじいろBiwako」を作られたそうです。
質問タイムで、学生のお一人から自分の子供がLGBTQであることを初めて公表しますと発言され、橋本さんの苦しみを知り子供には理解してやれずにかわいそうなことをしたと深く反省されたことが、強い印象として残った。
なお、戸籍上同性のカップルに対して地方自治体が婚姻と同等の関係を承認する制度の「同性パートナーシップ」は全国の55%が導入しているが、滋賀県では彦根市だけが導入しているそうで、遅れている実態を知った次第です。
性的少数者は、差別や偏見の対象ではなく、個性の一つであると誰もが認める社会になるべきだと強く思い知ったのでした。
2023年1月13日(午後)
「目指せ! 褒める達人 褒め達講座」
日本褒める達人協会 ここ しみず事務所 清水 美代子 先生
自分が言われて嬉しい褒め言葉だが、人を褒めるのはなかなか難しい。
褒めるとは、「人・モノ・出来事の価値を発見して伝えること」で、自分自身の脳を活性化し『脳力』を上げ、表情も良くなるそうです。
先生の指導の下で横の人と褒め合いましたが、なかなか難しかったけど、確かに褒める際には笑顔になりますね。
「ほめ達」が積極的に使うSで始まる3つの言葉の3S【すごいね、さすが、素晴らしい】を意識的に使い、一方「ほめ達」が封印すべきDで始まる言葉の3D【でも、だって、どうせ】は頭に思い浮かべたら考えることを停止することなので瞬殺することが大切なのだと教わりました。
言葉で褒めることは、脳力を上げ、心の視野を広げ、相手を笑顔にする。しかも、タダで!(これは打算的でした)。どんどん、褒めまくりましょう!
2023年1月20日(午前)
「近江が生んだ知将石田三成 ~その生涯と業績~」
近江歴史文化研究所 所長、淡海歴史文化研究所 所長 太田 浩司 先生
三成が生まれたのは長浜市石田町。秀吉が領内を巡回したとき「ある寺」にいた三成の茶の立て方に感心して家臣にしたと言われている。そして、秀吉の晩年に創設された五奉行の一人となった。
秀吉の死後、関ヶ原の合戦で家康に敗れ、京都の六条河原で41歳で処刑されるまで、平和な日本をつくるため数々のシステムを作っていくのでした。
ちなみに、石田三成の旗印「大一大万大吉」(だいいち・だいまん・だいきち)は、『一人が万人のために、万人が一人のために尽くせば、全ての人々が幸せになれる』という意味を込められていたそうです。
何かと悪者扱いを受ける石田三成ですが、天下を納めて世の中を平和にすると言う志は持っておられたのではないでしょうか。
2023年1月20日(午後)
「健康と美容を手に入れる ~オーラルケアと血流改善を学ぶ~」
花王グループ カスタマーマーケティング株式会社 小川 志津香 先生
高齢者には「歯が命」だよね。今日は、オーラルケアと血流改善を学びました。
いつまでもおいしく食べるために、日本歯科医師会は「80歳になっても20本以上の歯を保とう」という『8020運動』を推進しているそうです。
まだ80歳までは少し先だけど、歯垢の定期的な除去、舌苔の除去のための舌磨きの励行、滑舌を良くするための「さ・し・す・せ・そ」と唱える発音トレーニングなど、口腔ケアが必要とのことでした。口は、健康とコミュニケーションを支える大切な場所なんですよネ。
次に、血流改善の方法を教えて頂きました。日々の暮らしの中で、正しい姿勢、適度な運動、身体を温めるぬるめの風呂に入るなどを適切に行うことが大切だと。特に、血流改善には炭酸浴が良く、発泡入浴剤を使うことが非常に効果的だと推薦されてました。
お土産として蒸気アイマスク、バブを頂きました。さー、今宵はバブでゆっくり温まろう~。
なお、この講座中に、NHK大阪放送局さんが講義の状況を取材に来られました。
どうやら、滋賀県が長寿県であることのその一つの答えとして、高齢者が熱心に勉強し社会還元活動を勧めているレイカディア大学の存在に注目したようですね。
この取材は、ニュース番組「ほっと関西」の『なんでなん』で放映されました。しかし折角、熱心に聞き入っているポーズを取ったのだけど映っていませんでした。俳優デビューは、まだまだ先かなぁ~。
2023年2月3日(午前)
「ラジオ体操のすすめ ~フレイル予防とメンタルヘルスケア~」
龍谷大学社会学部 名誉教授 安西 将也 先生
龍谷大学社会学部 教授 井上 辰樹 先生
小学校の夏休みに朝一番にやることは、ラジオ体操でしたね。
そのラジオ体操に第3があったとは知らなかった。お二人の先生が第3ラジオ体操を精力的に復活・普及させているとのことでした。
その第3ラジオ体操は、第1や第2のラジオ体操よりも強度が強く、心拍数が上がり有酸素運動であり運動効果が大きいそうです。
井上先生から、講義室の中で全員が広がって第3ラジオ体操の実技講習を受けましたが、確かに息が少し上がりました。
この第3ラジオ体操の効果を様々な検証を行われた結果、生活習慣病の予防、うつ病の予防、高齢者のフレイル予防などに効果があると実証できたそうです。そして、2025年に開かれる滋賀国体で披露される予定であるとのことでした。
2023年2月3日(午後)
「近江の仏像 ~奈良時代から鎌倉時代の名作を紹介~」
公益財団法人秀明文化財団 理事 高梨 純次 先生
近江の仏像について、奈良時代から鎌倉時代にスポットをあてて講義をされました。
近江には7世紀から8世紀にかけて大津京と紫香楽京が遷都され、それに伴い多くのお寺の建立と仏像の設置が行われたのでした。その結果、滋賀県は、京都府や奈良県などに次いで国宝や重要文化財が多く、上位にランキングされています。
この時期に、仏像の設置に大きく関わっていた近江のお寺や史跡は、石山寺、比叡山延暦寺、金勝寺などや近江国庁で、多くの仏像が作られたそうです。
なお、700年代の近江では、信楽に仏像の官営工房があり、朝鮮半島の新羅から情報を取り寄せて大仏を造り、奈良の平城京に運んだようだとのことで、近江の仏像造りの歴史は深いことを知りました。
2023年2月17日(午前)
「自然の魅力 ~マキノでの活動を通して~」
マキノ自然観察倶楽部 代表 谷口 良一 先生
自然を学ぶきっかけは赤坂山の自然ガイドブックの編集を手掛けたことからですと話された谷口さんから、自然の魅力をマキノでの活動を通して話されました。
なお、谷口さんは農業を営みながら奥様と一緒に民宿経営、森林インストラクター、セラピスト、カヤックインストラクター等々とマキノの自然を大いに活用して積極的に活動されてます。
自然の魅力は、単に自然のことだけに止まらず、そこに関係する歴史や、そこに住む人の暮らしなども大きく関わっているために、自然があればどこでも魅力な場所になれるかと言うとそうではないと思った次第でした。
マキノの魅力を自然の四季折々の写真や歴史的な出来事や史跡・建物、食べ物等々の説明を受けて、それらに感銘しマキノに訪れたいと思う人が出てきたようである。
2023年2月17日(午後)
「まちづくりと環境問題 ~地域活動を通じて環境問題について考える~」
特定非営利活動法人おおつ環境フォーラム 理事長、環境技術協会 会長 竺 文彦
ドイツでの滞在の経験を中心にヨーロッパのまちづくりと環境問題を語られました。
環境先進国のドイツは様々な環境問題に取り組んでおり、省エネ、リサイクルの徹底から、景観、動植物の保護と様々なことをやっている。しかし、ドイツ人はお節介で、花が枯れていると近所の人が注意するといった、日本人には少し抵抗がある振る舞いもあるとか。
隣の国スイスでは、アルプスの麓の小さな町々で一番美しい村づくりを目指し、窓辺にゼラニウム等の赤い花を一杯飾ってメルヘンなまちづくりを競っていますね。
なお、面白かったこととして、ヨーロッパでは遊園地が移動してやって来て、メリーゴーランド、観覧車、ジェットコースターなど遊具が設置され、ビールやソーセージが食べれる屋台も出て盛大に賑わうのですね。日本では考えられないことですが、移動遊園地は楽しそうですよね。
でも、ドイツの環境問題とまちづくりは見習うべきことが多そうですね。
講演では、講演者が地元大津で活動されている「おおつ環境フォーラム」についての話がありました。豊かな自然環境や生物多様性の保全、地球温暖化の防止、循環型社会の構築などの環境保全活動の推進を図り、持続可能な社会の実現のための活動をされており、身近な話として大津の町屋の再生、なかまち商店街の活性化に勤しんでおられるとのことでした。
2023年3月10日(午前)
「負担をかけない身体の使い方」
びわこリハビリテーション専門職大学 講師 川崎 浩子 先生
同窓会で久しぶりに会う同級生の「老け方の違い」に驚いた経験はありませんか?
加齢は平等ですが、老化は個人差が大きいのです。その個人差は、遺伝から来る要因もあるが、生活習慣に起因する割合が7割もあるそうです。
そこで、老化の予防には、①身体活動、②社会参加、③しっかりバランスよく食べる、ことが大切だと教えて頂きました。
なお、身体に負担をかける寝方が口呼吸であり、口呼吸は過換気状況になって疲れやすく、疲れが取れにくい身体になるそうです。その対策は、寝る時に上唇と下唇をテープで貼って寝たら良いそうです。寝姿を想像すると怖いですが、鼻呼吸にして健康になりましょう。
次の話は、日常生活で知らず知らずに若い時のまま行っていることが身体に大きな負担をかけているという話でした。パソコンやスマホの際の前屈み、長時間のテレビ視聴で座りぱなし、台所での立ちぱなし、等々は体に大きな負担をかける姿勢ですね。
また、よくある話しですが、重いものを持ち上げて腰を痛め、整体院に駆け込んだと言うあるある話しのことでした。この話は高齢者には特に要注意で、重いものを持ち上げるにはいきなり腰を使って持ち上げるのではなく、しゃがみ込み体の重心と荷物の重心を近づけ、脚を使って持ち上げましょうと実技で見せて頂きました。
2023年3月10日(午後)
「災害への備えと地域防災力の向上をめざして」
滋賀県防災危機管理局 細川 優依 先生
予測不可能な災害に対しては、自分自身や家族で守り助け合う「自助」、地域や身近な人達が助け合う「共助」、行政が支援する「公助」の3つを上手く機能させて地域の防災力を高めることが大切だと。
しかし、過去の大規模災害による被害の多くの要因は「逃げ遅れ」で、地域のコミュニティの希薄化による「共助」が十分ではなかったからだと指摘されました。一方、阪神淡路大地震では、倒壊の建物の中から助け出したのは地域の消防団や近所の人達で9割もの人を救い出したとのことです。
日頃から地域の繋がりが大切ですね。
ところで、滋賀県は、県周辺域の内陸活断層による地震や南海トラフ巨大地震の発生を仮定し被害状況の想定結果を公表しているので、是非見て欲しいとのことでした。
気象現象は今後更に激甚化する傾向にあり、いつどこで災害が発生してもおかしくありません。皆さんの命は、先ずは皆さん自身で守ってください。
2023年3月17日(午前)
「コミュニケーションや情報発信に役立つITツールを学ぶ」
龍谷大学社会学部 准教授 坂本 清彦 先生
地域活動でのICT(Information and Communication Technology)ツールの利用の可能性を広げるため、いくつかのICTツールを紹介・デモンストレーションをして頂き、使い方をイメージすることができました。
先ず、「LINEオープンチャット」の説明がありましたが、LINEの友だちにならなくてもトークをしたり、情報をキャッチできるサービスや、興味関心事や日常生活に密着した話題について幅広い場面でコミュニケーションを楽しめるとのことでした。ただし、ユーザが匿名で参加できるため、荒らし行為(他者が不快に感じる書き込みや妨害行為)がしやすいとのことでした。
次に、「Googleアプリ」の説明がありましたが、簡単にリアルタイムで共有して共同編集し、コメント、提案が出来て作業が進めることができ、名前リンクを使って効果的なコラボレーションを実現できるそうです。しかし、メールアドレスを収集されてしまう、テキストメッセージを盗み読まれるなどの問題があるそうです。
講義の中で、講師からパスワードはどうしていますか、使いまわしをしてませんか、との問い掛けがありました。パソコンやスマホを使っていると、あっちでもこっちでもパスワードの設定が求められ覚えきらないため、同じモノで使いまわしている人が多いのではないでしょうか。この問い掛けに対し、それぞれ違ったパスワードの設定の仕方を教えて頂きましたが、非常に有益な話でしたネ。早速活用しょうーと!
2023年3月24日(午後)
「地域文化とまちづくり」
住みよいまち&絆研究所 代表 奥野 修 先生
地域にはいろいろな課題があるが、その課題を放置しておくと良くなることは何もない。
その解決には地域住民自身が参加しなくてはならないが、小さな課題解決の活動から始め、活動を記録し、反芻し、次につなげていくのが良いとのこと。
奥野さん自身の今後の活動方針としては、仕事の仲間と、園芸を深めて行き、老後には住みやすいまちづくりを目指して行きたいとのことでした。
第44期(1年)後期の基礎講座:2023年4月~2023年9月 |
2023年4月7日(午前)
「アンガーマネジメントを知り感情をコントロールしよう」
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 ファシリテーター 尾崎 沙千 先生
怒りは悪者やと思っていいました。怒りを我慢していたけど、時々大爆発。矛先は子供に行き、これではダメだとアンガーマネジメントを学びに行った、と尾崎さん。
怒りは防衛手段だけど、正体は“こうあるべき”と信じていたことが裏切られたときに怒ってしまうのだと分る。しかし、「怒りは飼いならすことができるよ」とも知る。
許せるゾーンの境界線を上げると良いけど、境界線が明確になっていないと、気分屋となって周囲が顔色を見るようになってしまう。安定した境界線を相手に見せることが大切で、そして言葉にして(具体的に)相手に伝えることも重要だと。
ところで、今の私たちの一日の情報量は、江戸時代の1年分だとか。だから情報を取捨選択することも重要だと。
そして、ものごとを、正しいか間違いかで決めないこと。私はこうだ、あなたはこうなんやと、相手のことを認めることが大切。
2023年4月7日(午後)
「能へのいざない」
観世流能楽師 吉浪 壽晃 先生
能楽は、奈良時代に中国から渡来した「散楽」という芸能が源流で、観阿弥・世阿弥親子によって「夢幻能」に、そして室町幕府の足利義満に庇護を受け、徳川幕府が「式楽」として定めたことにより、能になったとか。
昔、結婚式で必ずと言ってよいほど謡われた「高砂」は馴染み深いものでしたね。
ここで、世阿弥の言葉を紹介します。
「秘すれば花、秘せねば花なるべからず」。
表に表さずに隠してこそ花があり、隠さずに出してしまえば花でなくなる。隠しても隠れることなく現れるものこそ真の花である。良い言葉ですね。
2023年4月21日(午前)
「インターネットと人権 ~SNS等のトラブルを未然に防ごう~」
一般社団法人ソーシャルメディア研究会 チーフ技術指導員 竹内 義博 先生
シニアの私たちは、そう簡単には騙されないと思っていますよね。しかし、現実はシニアは簡単に騙されるのです。人を介したオレオレ詐欺にも簡単に引っかかるのですが、若い時代には無かったインターネットやSNS等によるネットトラブルも結構多いのです。だからと言って今の情報化社会においてインターネットやSNSを恐れる必要はなく、これらを上手く使えばシニアでも外に出て行かずに便利に楽しむことができるのです。
そのためには、『正しく怖がり、賢く使う』ことが大切ですね。
賢い使い方:
①詐欺の手口の実態を知る → 「銀行振り込みだけ」、「電話しかない」、「口座が個人名義」、等の話が出れば先ずは疑う。
②実在するのか自分で調べる。
③被害にあったら → 直ぐに相談。『#9110』全国警察相談窓口か『188』消費者ホットラインに電話をするのも良い。
なお、被害を被るだけでなく、SNSで誤解を招く表現をする、真偽を確認せずに偽情報をリツイートする、個人情報を掲載する、等々を無意識のうちにしてしまい被害を与える側にならないように十分に気をつけよう。
2023年4月21日(午後)
「滋賀県の河川環境 ~河川の研究を通じて~」
滋賀県琵琶湖環境科学研究センター 専門研究員、立命館大学理工学部非常勤講師 佐藤 祐一 先生
マザーレイクゴールズ(MLGs)とは、私たち滋賀県民の暮らしを映す鏡の琵琶湖を切り口とした琵琶湖版のSDGsです。
この中で例えば、琵琶湖のマイクロプラスチック(直径5ミリ以下のプラスチック破片のこと)の問題を取り上げ、プラスチック自体は無害だが有毒な化学物質を吸着しやすく、それを魚たちが飲み込むことで生態系への影響が懸念されることをディスカッションしたとのこと。
なお、プラスチック類のゴミは、レジ袋、肥料袋、人工芝、洗濯ばさみ、植木鉢、発泡スチロール、釣り糸、歯ブラシ、ペットボトル、卵のパック等々、私たちの生活に欠かせないものですが、削減の努力が必要ですね。
2023年4月28日(午前)
「これからの介護 ~最新の介護用具や介護事情を知る~」
一般社団法人日本福祉用具供給協会、(株)ヤサカ滋賀南支店 安村 庸 先生
今日は、滋賀県で福祉用具のレンタル、販売、介護リフォームをされている(株)ヤサカさんの安村さんの最新の介護用具や介護事情のお話です。
その話の内容は、
1.介護保険のサービスを受け入れられる人は、
65歳以上の高齢者で要支援・要介護状態の人、または40~64歳の特定疾患により要支援・要介護状態の人
2.介護保険と福祉用具について
居住の市町の保健福祉センターの介護保険の担当窓口で「要介護認定」の申請をして、要介護・要支援の認定を受けた人は以下の福祉用具を1割負担で借りることができます。
…手すり、スロープ、歩行器、歩行補助杖、自動排泄処理装置、車いすと車いすの付属品、介護用ベッド、床ずれ防止用具、体位変換器、認知症老人徘徊感知器、移動用リフト など
3.最新の介護用具の紹介
介護用具はいろいろと新しいものが作られており、最新の介護用具の紹介を受けました。
…移動用関連機器、排泄関連機器、床ずれ防止、ベッド、認知症見守り、その他マッスルスーツエブリイ など
介護保険のサービスを利用した福祉用具を使って、普通の生活に戻れる、犬の散歩も出来るようになる等々、日常の世界を広げることが可能になるのですネ。
2023年5月26日(午前)
「クラウドファンディングで地域貢献! ~地域活性化事例とプロジェクト成功のポイント~」
合同会社MediArt 代表 植田 淳平 先生
クラウドファンディングって最近よく耳にしますが、よく知りませんよね。
実はその歴史古く、アメリカの「自由の女神」を作る際に制作委員会が資金を使い果たして困ってしまい、新聞実業家ピューリツアーが広く大衆に資金の寄付を呼び掛けたのが始まりだそうです。1886年(完成年)の時の話だそうです。
そのクラウドファンディングを植田講師が企画、資金調達の方法などアドバイスして、「長浜観音の里・観音堂の修復」、「オカンの発酵便プロジェクト」、「江北図書館修繕プロジェクト」等々を成功させたそうです。
なおクラウドファンディングはインターネットを通じて不特定多数の賛同者から資金を得ているが、金銭のリターンを求めない寄付型と購入型(物やサービスで受け取る)、金銭のリターンを求める金融型、ファンド型、株式型に分かれるが、お金が絡むので賛同者の共感や信頼が大事ですとのことでした。
クラウドファンディングで地域の活性化に役立つ手法であると示されたのでした。
2023年5月26日(午後)
「認知症サポーターに参加しよう」
草津市健康福祉部長寿いきがい課
認知症を学び、みんなで認知症の人をサポートすることを学びました。
認知症は早期発見、早期対応が大事です。早期に発見して適切な治療を開始すれば、症状を軽減できたり、悪化をある程度防ぐことができる場合があるとのことです。
そして、私たちが出来る認知症の人への接し方は、認知症の人から声をかけるのは難しいので、「困っていそうだな」と思ったら認知症かそうでないかにかかわらず、声をかけるという意識が大事なのです。
この声をかけるとにき気を付けることは、
① 後ろから声をかけない
② 出来るだけ一人で声をかける(威圧感を感じさせない)
③ 穏やかにはっきりと話す
④ 相手の話に耳を傾ける
声かけで状況(家に帰る道)が把握できてない人であることが分かれば、場合によっては、警察や、役所に通報する等が大切で、みんなで認知症の人をサポートしよう。
2023年6月2日(午前)
「災害ボランティア活動について ~被災地の活動から学ぶ~」
災害NGO 結~yui~ 代表 前原 土武 先生
東北の震災をきっかけに、日本全国の災害ボランティアのまとめ役を担って来られ、その体験を元に“本当の支援とは”と“日ごろの備え”についてを教えて頂いた。
その中で、「平時に出来ないことは、有事にも出来ない」と言明され、平時から出来ることを増やし、課題を解決できる力を備える、それが地域の防災力になるのだと力説されていました。
なお、事前の備えは、①受援力(外部から必要な支援を受ける力)、②連携(多種多様な方々との連携)、③自助互助が必要だと。
前原さんのモットーは、『自分一人のスコップを動かすより、1000人のスコップを調整する方が復旧復興に結び付く』で、含蓄がありました。
2023年6月9日(午後)
<校外学習> 『湖上散歩~近江の文学・歴史・風土を学ぶ~』
文筆家・旅行作家 西本 梛枝 先生
人はその土地と一番マッチした暮らし方をするため、その土地独自の文化が芽生えて来た。
日本人:自然と一緒に歩むことで、心地よい暮らしを生み出す農耕文化を生んできた。
西洋人:自然を征服することで、便利な暮らしを生み出す狩猟文明を生んできた。
近江は、琵琶湖のおかげで程よい湿気がある。だから繊維産業、発酵食品が発展した。
(京都と彦根の湿度。年間を通して彦根の方が8%高い)
そして、びわ湖の漁は待ちの漁(エリ漁、ヤナ漁、等々)が主で、「摂りすぎないのが琵琶湖流」のやり方である。
この考え方、やり方は、「今」だけでなく「将来」を見すえる「近江」「共に生きる作法」をもつ地である。
このような風土が気に入り、松尾芭蕉は伊賀上野の人だが、たっての希望で木曽義仲の墓所の膳所儀仲寺に眠ることになったとのこと。
2023年7月7日(午前)
「特殊詐欺をはじめとする身近な犯罪から身を守る」
滋賀県警察本部 生活安全企画課 警部補 関 早紀子 先生
特殊詐欺は、これだけ社会を騒がし続け、テレビや新聞報道で注意を喚起されているにも関わらず減らない実情を知ったが、そもそも自分は詐欺に引っかからないという自信が問題だと知り、改めて反省?警戒?しなければと。
なお、騙されない対策として、
①自宅の電話は留守番設定に、
②ATMで携帯電話を使わない、
③キャッシュカードを渡さない+暗証番号を教えない、
ことを教わった。
2023年7月7日(午後)
「徳川家康と城づくり」
滋賀県立大学 名誉教授 中井 均 先生
家康は、関ヶ原合戦直後、大津城に入城し、大津城の修復を命じるが、本田正信が長等山から見下ろされ攻められやすいと反対する。
その代わり、関ヶ原の戦いの翌年に東海道の押さえとして、膳所城を築城した。
その構造は、琵琶湖に浮かぶ本丸と二の丸で作られたが、そののち高島を震源とするM7.6の大地震で天守は傾き、本丸は湖中に崩れ落ちてしまった。(その後修復されるが)
家康の滋賀での築城は、天下統一への足跡を見事に伝える遺跡で、土の城から守りが固い石の城へと変えていった。
2023年7月14日(午前)
「シニアのためのハラスメント講座」
株式会社しがぎん経済文化センター 取締役社長 西堀 武 先生
人間は、忘れることで生きていける生き物である。
1時間後に半分、翌日には7割、1ヶ月後には8割を忘れてしまう。
しかし、ハラスメントは、忘れ去れずに、心に深い影響をもたらす。
被害者には、士気の低下、能力発揮に支障、心の健康に傷を。
加害者には、懲戒処分、指揮力発揮に支障を。
周囲には、風土の悪化、士気の低下。
だからハラスメントを理解しよう!
2023年8月25日(午前)
「近江と徳川家康との深い関係」
近江歴史文化研究所 所長、淡海歴史文化研究所 所長 太田 浩司 先生
目下(2023年)放映中のNHK大河ドラマは「どうする家康」ですが、戦国時代の武将についていろいろと調査・研究をなされている太田先生が家康について語られた。
家康というと、信長や秀吉のように近江国(滋賀県)に本拠を置いたわけではないので疎遠と思われがちであるが、家康の人生においても節目となる事件がいくつか近江国内で起きていたとのこと。
それは、姉川合戦(米原市)、神君伊賀越え(三重県)、関ヶ原合戦後のことであり、家康と近江の深い関わりがあったのだと話し始められ、興味津々であった。
そして、
・信長の強さは家康無くしては出来なかったこと、
・家康にしてみれば三成と淀殿の二人の近江人脈を滅亡させての天下取りを成し遂げたこと、
・交通や流通の拠点である近江国を制しない限り家康は天下を取ることはできなかったこと、
・膳所城が家康の城づくりの第一号だということ、
など近江との深い関係の熱弁をふるわれていた。
しかし、「どうする家康」は史実と違うところが多くあり見るに堪えないと悲しげに言われていたが、私たち近江人(滋賀県民)は今日の講義で今までになくとても家康を身近に感じることが出来ました。
第44期(1年)前期の選択講座:2022年10月~2023年3月 |
2022年10月12日(午前・午後)
「庭木のことを理解しよう 滋賀県内の巨木・名木紹介」
樹木医 信田 繁治 先生
緊張するわ~、園芸Aの初めての選択講座の授業の始まりで~す!
樹木愛を熱く語る信田先生は、あく抜きなしで食べられるどんぐり「マテバシイ」を拾って持って来て下さいました。紙の袋に入れて電子レンジでチンして食べられるとのことで、食べたら意外とおいしかった。
授業のスタートは、45億年前に地球が誕生してから、ようやく2億5千万年前にスギなどの針葉樹やイチョウ、ソテツなどが現れ、その後広葉樹が1億年前に、人類はたった500万年前に現れたとの話から始まりました。
人も動物たちも植物が造った酸素、エネルギー、食物を頂き生きているが、植物がなければ私たちは生きて行けない関係なのだ!!しかし、樹木愛の信田先生は、街路樹の無茶な剪定を授業の中で嘆かれていました。
私たちも正しい知識を得て、植物と共に生きていくことが大切だということを学びました。
2022年11月2日(午前・午後)
「樹木管理の基本 木を診る、木を知る」
樹木医 中西 肇 先生
淡々と樹木を語る、樹木医の中西先生。
木は地球上で一番大きい生き物で、いろいろと地球を守ってくれていると話された。
例えば、木々の緑は、大気汚染の浄化、熱の吸収による地球温暖化防止、騒音の吸収など様々なことに役立ってくれているのだ。
具体的に樹木の熱の吸収で言えば、車一台が50キロで一時間走る熱量を、240㎡(約72.6坪)の樹林で吸収してくれているそうだ。
このような環境だけでなく、緑は人間のストレスの解消の効果があり、風水害や地震から守ってくれているのだ。
樹木って凄い!!
2022年11月16日(午前・午後)
「樹木の名前を覚えよう 樹木の観察(ウオッチング)」
樹木医 信田 繁治 先生
本日は、午前中は「樹木の名前を覚えよう」の授業で、午後からは文化ゾーンの山の中を歩きながら実際の樹木の名前を教えて頂きました。
まず、針葉樹と広葉樹の違いとして、針葉樹は種子植物の種子となる「胚珠」がむき出しになっていて、広葉樹は胚珠が果実の素である子房に包まれているのだと教えられた。
なお、種類の判定には、花や果実の形で見分けることができるが、時期がずれるとそれらは分かりにくくなるので、葉の形で樹木の名前を識別することになるとか。
ところで、針葉樹がより進化したのが広葉樹なのだとも。そして、針葉樹は一般的に厳しい環境の中で育っていて、スマートな樹形で積雪の害を小さくしているとも。
またまた、樹木って、凄い!!
2022年11月30日(午前・午後)
「果樹栽培の基礎」
元滋賀県立八日市南高校 教諭 松原 治夫 先生
元県立八日市南高校の教諭をされていた松原先生の一回目の授業。
先ず、「僕、いくつに見えますか?」の質問からスタートし、皆、忖度で?敬意を払って?、若めに返答。
それから、先生自身のいくつかある病気のこと、健康のための毎日の散歩(1万歩?)と飲料水(10ℓ?)のこと、等々。
しかし、生徒の名前を覚えたいからと言われ、写真付きの名簿を要求され、熱い先生の印象で始まる。
ようやく始まった授業の果樹栽培については、先生のお薦めは果樹に適した場所を選べて管理がしやすいコンテナ栽培だと。
教科書を使いながら、
・ブルーベリーは大きい実のなる木が良い。
・ブドウの鉢植えは、培養土50ℓ+赤玉土の中粒14ℓに肥料10:10:10のダイナミックスを混ぜた土が良い。
・柑橘類の剪定は2~3月が適期で、枝を切ったら切り口に木工ボンドを塗る。
・連作障害には天地返しをして、堆肥(牛糞、鶏糞、もみ殻)をいれる。
等々の教科書に載っていない具体的でわかりやすい講義で終わりました
2022年12月7日(午前・午後)
「里山整備とリースづくり」 【大学周辺森林】
樹木医 信田 繁治 先生
今日は、アクティブな一日でした。
午前中は里山整備の学習と作業でレイカディア大学の裏山へ、午後からは教室内でリース作りに励みました。
事前に知らされていた汚れても良い作業のできる服装で来ているので、裏山には汚れることお構いなしに子供のようにはしゃいで入り、皆やる気満々。
里山整備の学習と作業は、裏山の木々の名前や見分け方を教わりながら木に絡んだツルなどを除去することだったが、その切り取ったツルは午後からのリース作りに活用しました。
なお、少し薄暗い里山には、目を凝らせばあちらこちらにツルがはびこっていて、結構たくさんのツルが集まった。
午後からは集めたツルを使ってのリースとかご作りで、男性陣はほぼ初めてで女性から教わりながら完成。もう一つのかご作りは、班ごとの共同作業でみんなで力を合わせて頑張るが、なかなか難しかった。
そうこうしているうちに、出来た!! 蔓のかご!世界で一つしかないかごが、完成。
2022年12月21日(午前・午後)
「洋風寄せ鉢づくり(正月用)シクラメン・ランの育て方 」
フラワーアレンジメント講師 水島 たず子 先生
選択講座で初めての女性の先生。
軽ワゴン車で運んで来られた沢山の数種類の花の入ったカゴトレーと大きな袋入りの培養土と、これまた沢山の鉢を教室の外と中に積まれて寄せ植えの授業開始。
なお、寄せ植えの植木鉢は、信楽焼で水島先生がこの日のために特別に焼いてもらったオーダー品でした。
寄せ植えは、片面がクリスマス仕様(シクラメン等)で、片面がお正月仕様(葉ボタン)になっていましたが、お構いなしの男性陣でした。
<今後の参考のために、先生お薦めの土作りと肥料のやり方>
① 赤玉土(小粒)…成分は畑の土と一緒
② バーミキュライト…改良剤になる
③ ピートモス(改良土)…ここに有機石灰を少し混ぜる。少しね
④ 腐葉土(保肥力)…スーパーミックス[サカタ]。生育と粘りの促進
⑤ ①と②③④を1:1の割合で混ぜて鉢に入れる
⑥ 元肥にマグアンプK[ハイポネックス]を入れる
⑦ 追い肥はアイビー化成肥料が良い…植えたときに一個、鉢の根が伸びてきたころに二個、花が咲き始めたら三個を根元に置く
<とっておきの話し>
・つぼみに霧を吹きかけてやると花が良く咲く。
・チューリップが咲いたら、押しピンで茎の首のあたりを刺してやると花が長持ちする。
(やって見ました,ホントでした!!)
2023年1月18日(午前・午後)
「剪定の基本 道具の使い方」
樹木医 中西 肇 先生
剪定は、何のためにするのか。
それは、
①樹木の本来持っている固有の姿を保つため、
②樹冠内に光と風を入れ病虫害から守るため、
③樹木の寿命を延ばし若返りを図るため、
である。
なお、剪定をする前に、先ず樹木の四季(樹木の生育サイクル)を知っておく必要がある。すなわち、剪定の基本は切る時期を間違えないことが重要である。
・剪定適期
:落葉樹はダメージを最小限にとどめるため、休眠している晩秋から早春に至る冬季間に行う。針葉樹も同様である。
・剪定不適期
:「新緑の展開期の剪定」「夏季の強剪定」「秋の早い剪定」「常緑広葉樹の厳寒期の剪定」「花芽分化(すでに花芽が出来ている)後の剪定」は、樹に負担をかけるのでダメである。
以上の剪定の時期に加え、適切な場所で切ること、よく切れる道具を使うこと(良く切れない道具は細胞を壊すので)も重要な点である。
剪定も奥が深いナ~!
2023年2月1日(午前・午後)
「おいしい果樹の育て方、苗選びと植付け・施肥・かん水、果樹の鉢(ポット)栽培」
元滋賀県立八日市南高校 教諭 松原 治夫 先生
果樹の鉢(ポット)栽培についての話から始まりました。松原先生は、イチジク、ブルーベリー、ブドウなどを鉢(ポット)で栽培されているそうです。ビニールハウスの中で育てることができるし、場所も自由に動かせるので良いとのことでした。
その時の注意点は、
・果樹のポットでの植え付けは、先ずは25ℓのポットで始め、3~4年後は60ℓの大きいポットに植え変える。
・イチジクの土は、培養土+赤玉土(中粒)+腐葉土で作り、それに有機肥料、苦土石灰を加えたモノが良い。
・ブルーベリーは、酸性度が良いので、石灰は使わない。
・果樹の肥料は、有機肥料、化成肥料を追肥として使い、窒素は控える。
・イチジクの剪定は、2芽剪定(新しく伸びた二つ目の芽を残し三つ芽を剪定)し、そこから新芽が伸びたら2~3年は3本、それ以降は4~6本に仕立てる。なお、整枝剪定(不用の枝を切り取り、形を整える)は、樹高を抑えて、夏季には日当たりや風通しを良くすることになる。冬季に剪定が終わったら、根切りをして根詰まりの防止もする。
松原先生が実際に育てられている果樹の写真を持って来て説明されたので、良く分かりました。
2023年2月15日(午前・午後)
「果樹の剪定」
元滋賀県立八日市南高校 教諭 松原 治夫 先生
果樹は自然のままに伸ばすと、サーどうなるでしょう。
自然のままだと枝葉に養分が使われ、実付きが悪くなります。
そこで剪定をするのだけど、いつやっても良いのではなく、夏にやる剪定(夏剪定)と冬にやる剪定(冬剪定)がある。
夏剪定は、一部の果樹で6月頃に行うが、新梢や込み合う枝を剪定し日当たりや風通しを良くするためにする。
冬剪定は、柿や栗など落葉する果樹は休眠中の11月~翌3月に、みかんなど常緑の果樹は3月に行うのです。
実際に梅の枝を持って来られ、剪定の実技を見せて頂いた。
また、松原先生の自宅で育てているイチジクを剪定した枝を持って来られ、捨てるのではなく挿し木をして活かすことを教えて頂いた。
なお、沢山のイチジクの剪定枝を持参して頂き、全員が数本持って帰ることが出来きました。
さ~て、もらった挿し木は、どんだけ根がつくかな。
2023年3月15日(午前・午後)
「植物の種類と品種」 【校外学習】
樹木医 信田 繁治 先生
今日は初めての校外学習で、日本で最初に開園し日本を代表する総合植物園の「京都府立植物園」に行きました。北山門の前に集合しましたが、好天に恵まれたこともあり、みんなウキウキで入園を待ちました。園に入るとハイキング気分でワイワイガヤガヤと先生の後をついて行きましたが、先生の樹木の解説が始まるとキチンと静聴してました。
園内を廻りながら、様々な樹木の前で立ち止まり、その木の名称や特徴や見分け方を解説して頂きました。
午後からは、園内の温室「観覧温室」をボランティアのガイドさんにより説明を受け、回遊式の順路に従って熱帯の植物から高山植物などを鑑賞しました。
今日は、普段見慣れているが気に留めていなかった樹木などの特徴や、見慣れない樹木や熱帯植物の説明を受け、大いに学ばせて頂きました。楽しかったナ~。
2023年3月29日(午前・午後)
「げんげん元気な手作り園芸 春の家庭菜園 土づくり」
元滋賀県立八日市南高校 教諭 松原 治夫 先生
今日のげんげん元気な手作り園芸授業では、春の土づくりを学びました。
先ず、肥料については、
「元肥」は冬場に、油粕、骨粉、牛糞、鶏糞、米ぬか、枯葉 等を与える。
・実をつける時期にやる「追い肥」は、根本でなく根が伸びる先にやる(これを待ち肥いと言う)。
・「追い肥」は、窒素:リン酸:カリ=8:8:8か10:10:10を選ぶ。
春の土づくりは、次の4回の天地返しを行う。
①一回目は、米ぬかともみ殻をまいてスコップで180度返す。
②二回目は、バーク堆肥と牛糞をまいてスコップで90度返す。
③三回目は、苦土石灰をまいてスコップで180度返す。
④四回目は、ダイナミックス(腐葉土)をまいて鍬でならす。
これで畑の準備は完璧で、次の授業はお楽しみの夏野菜を植えるのだ~。
第44期(1年)後期の選択講座 : 2023年4月~2023年9月 |
2023年4月19日(午前・午後)
「げんげん元気な手作り園芸パート2 春の家庭菜園の作り方(苗の植付け)」
元滋賀県立八日市南高校 教諭 松原 治夫 先生
今日から後期の選択学科の始まりで、レイカディアの畑に苗などの植えつけを学びました。
植えた苗と種子は、
・苗…トマト6株(レットオーレ)接ぎ木
茄子3株(千両二号)接ぎ木、茄子3株(トゲなし茄子)接ぎ木
ピーマン2株(ジャンボ)接ぎ木、ピーマン2株(エース)自根
万願寺とうがらし 4株接ぎ木
・種子…大根 耐病総太り
人参(時なし五寸)、恋ごころ
これらを植える前に、先ず畑に化成肥料をまいて(トマト以外)、もう一度土を攪拌して、ならしてから植えました。
種については、人参は3~4㎝間隔の点まきで、大根は15㎝間隔の点まきで播きました。苗も植えてから、しっかり水やりをしました。
次は、植えた後の施肥の「追い肥」について、
・一回目は発芽後、もしくは植え付け後15日目、
・二回目はその後20日、三回目も20日後、
・長く栽培しようと思ったら4回目までやると、良いとのこと。
追い肥はダイナミックス(10:12:10)がお勧めで、これを一株に一握り程度、位置をずらしながらやるとより効果があるそうです。
松原先生のおすすめの自然農薬は、
・材料…酢50㏄、焼酎50㏄(25度か35度)、ニンニク4片、タバスコ。
・作り方…ニンニクはすりおろしてお茶パックに入れて絞り、酢や焼酎と合わせてペットボトルに入れて攪拌する。
・使用方法…100倍に薄めて、霧吹きなどで葉っぱの裏表に使用する。
なお、この自然農薬は、虫等を殺すのではなく、虫等を寄せ付けずに予防するもので、週に1回ほどを1~2ヶ月続けてやって下さいとのこと。
あとは収穫を待つのみだけど、班ごとの当番を決めて、しっかり水やりと管理をしてねとミッションを与えられました。皆さん、頑張りましょう!
2023年4月26日(午前)
「手軽に楽しむ菊作り ① ・大菊(盆養三本立て・だるま・福助作り)、小菊(玉・懸崖・盆栽作り)について、・さし芽(実習)」
奥村 道弘 先生
奥村先生は、元々はレイカディアの生徒さんだったそうです。
菊は、言うまでもなく日本の皇室の御紋章であり、古くから多くの人に愛され親しまれ、我が国を代表する植物です。
もともとは中国渡来の植物ですが、ここまで見事な花を咲かせるようになったのは、菊を愛した日本の先人たちが長い年月をかけて、菊の育種に並々ならぬ情熱を注いだ証拠と言えるでしょう。
と、奥村先生はたくさんの菊の写真を持って来て、その写真を見ながら丁寧に説明をされました。
なお、菊作りには、たくさんの決まり事と注意点があり、それをクリアして初めて立派な菊の花に出会えるのですね。先生が持ってこられた菊から挿し木用の菊を取り育苗トレーに植え、数名の育て係の生徒が持ち帰った。さて、枯らさずに上手く育ててくれるかナ~。
2023年4月26日(午後)
「花壇用花苗の種播・草花の管理」
フラワーアレンジメント講師 水島 たず子 先生
レイカディアの玄関周りや中庭の花壇の花を植えて、来所される皆さんや、学びの生徒さんの目を楽しませてくれていますが、それは水島先生のアイデアと園芸の生徒の努力の賜物なんだったのですね。
今日はその花壇の花の種まきと草花の管理を習う日です。
水島先生は、決まって白のワゴン車に乗って、車の中には荷物を一杯乗せてやって来られ、駐車場に着くと生徒たちが一斉に手伝って荷下ろしをします。今日も花苗で一杯のワゴン車が付きました。さー、授業の始まりー。
先ず、種をまく時の土について、種まきの土は肥料が入っていない土を使用しなさいと。肥料が入っていると発芽しませんと説明があり、なるほどと感心の一言。
そして、先生の種のまき方は、まるで魔法使いみたいに、種と土を混ぜてパラパラっとまくのだが、不思議に種が固まらずにバラバラにまかれる。これで良いのですと、魔法使いの水島先生の一言。
えー??、今までのバラバラになるように四苦八苦した種まきは何だったのでしょう。今日も驚きの方法を教えて頂きました。
2023年5月17日(午前・午後)
「剪定実習 松の剪定(松のみどり摘み)」
樹木医 平塚 英史 先生
平塚先生の初めての授業です。若い先生だなぁ~と羨む声も。
「僕の授業は、ほぼ外ですることが多いです」と言われ、紹介されたアシスタントの先生も頑張りましょうと生徒達(=高齢者)に励みの言葉を。
今日の松のみどり摘みとは、松の新芽がこの5月頃の時期に数本立ち上がってくるのをかきとり、自然なしまった樹形に維持するために行う作業です。松の新芽のことを「みどり」と言うことから名づけられているそうです。
剪定(樹木を切ること)は、樹にとって「手術」なので、慎重に、丁寧にして下さいと。
まず作業に入る前には、必ず蜂がいないか確認することが必要で、熊手などで樹を上からそっと叩き、いたら騒がず逃げなさいと。なお、蜂に騒がれたら目を隠してじっとして、飛び去るのを待ちなさいと言われました。
作業は安全第一で、高所作業は安全帯かロープを付けて作業をし、脚立作業は天板には絶対乗らないことを守るようにと。また、熱中症対策をとることも大切と言われました。
さあ、校舎前でワイワイガヤガヤと剪定作業を開始。メイン作業の松のみどり摘みは、一本の松を四方から取り囲んでみんなでチョキ
チョキと緑つみ開始!
なお、午後からはテキストとビデオで松の剪定の静かな学習を受けました。
2023年5月31日(午前)
「手軽に楽しむ菊作り ②」
奥村 道弘 先生
前回の4月26日の授業で、育苗トレーに刺し芽をした菊苗を持ち寄り、育苗ポットに植え替えた。
それらの数種類の大菊と小菊を各自が好みの菊苗を持ち帰り家で育てることになったが、みんな、上手く育てれるかな?
なお、今日の授業では、菊苗の水やり、摘心の仕方、中鉢への移植の仕方、消毒の方法などを学んだ。
2023年5月31日(午後)
「果樹と野菜の病害虫防除」
元滋賀県立八日市南高校 教諭 松原 治夫 先生
大学の畑に行き、4月19日に植え付けたナスやトマト等の野菜の芽欠きや支柱の立て方などを学んだ。
なお、先生から、今までにない良い野菜の出来だとお褒めの言葉を頂いたので、「先生、何点ですか?」とお聞きすると「95点やナ~」と高評価!
マイナス5点は何ですかとお聞きすると、「人参の間引き方がちょっとまずいナー」とのこと。
反省点はあったが、みんなで気分よく教室に帰りました。
教室では果樹の病気や害虫について具体的にスライドを使って説明を受け、予防方法を学んだ。
2023年6月7日(午前・午後)
「花壇作り」
フラワーアレンジメント講師 水島 たず子 先生
今日は花壇作りの授業ですが、午前中は7月の大学祭に向けてコケ玉の作り方を実演し教えて頂きました。
材料はシダとケト土と乾燥コケで、ケト土を水で溶いて耳たぶの硬さにしたモノに細かく千切った乾燥コケをしっかりと混ぜ、それでシダの根を包み込み団子を作る(ただし、シダの葉は団子の中に入れない)。
団子の全体をコケで包み、コケが剝がれないように黒の木綿糸でぐるぐる巻きにしたら完成。
午後からは、夏に向けての花壇づくりです。
レイカディア大学の玄関先にある花壇に行き、古くなった花や雑草を引き抜いて、硬くなった土を耕した後に肥料を施して準備完了。
4月26日の水島先生の授業で花壇用の花苗の種播きをして家に持ち帰って育ててもらった花苗を花壇に移植しました。
その後、教室に帰り、水島先生から午前と同じ7月の大学祭用にリースの土台作りを教えてもらいました。畑のビニールトンネルの支柱に使うグラスファイバーポールを直径40~50センチのリング状に丸め、固定するために麻紐をぐるぐる巻きにしました。
'サー、このリングを使って、大学祭のリース作りをするゾ~。
2023年6月28日(午前・午後)
「樹木管理 剪定実習」
樹木医 平塚 英史 先生
平塚先生は2回目の授業で、今日は樹木の管理と剪定の実習です。
レイカディア大学の玄関先で、刈り込みバサミや剪定はさみの使い方や、事前に植え込みの中に巣を作っている蜂がいないか竹ぼうき等で植え込みを叩き確認することが大切との注意事項を習いました。
その後、玄関先のエントランス脇と外の道路の歩道に沿って植えてあるツツジやサツキなどの剪定をして、後片付けをしました。
今回の実習は、実際の自宅やボランティア活動での庭木の伐採や剪定の仕事に役立つものであり、みんな頑張って習得してました。
2023年7月12日(午前)
「地球温暖化とびわこ地球市民の森」 【びわこ地球市民の森】
びわこ地球市民の森 江見 和綽 先生
今日は、「びわこ地球市民の森」での校外学習だ。
講義を受けたびわこ地球市民の森は、2001年4月29日の「みどりの日」にオープンしたが、この森は野洲川の廃川を利用したもので、南北に細長いのもうなずけました。
午前中に受けた江見先生の講義では、
私たち人間は、青くかけがえのない、たった一つの地球という自然の中で、植物や他の動物たちと同じように地球の住人として生きています。何千年も前から私たちの先祖は、自然の恵みの中で生かされていることを知り、そして自然に感謝する心を持っていました。今私たちの生活は大変豊かになりましたが、その反面いつしかその感謝の心を失い地球の温暖化、野生生物や森の減少など、地球上にさまざまな環境問題を引き起こしています。
という講義を様々な資料やデータでして頂きました。
この講義のあとは、冒険の森にていろいろな樹木の説明を受けながら探索をして廻り、所々の木の上に「トトロ」や「フクロウ」がこちらを見つめていたのを見て童心に帰りました。
しかし、森の探索も、雷雲を引き連れての強雨の到来が予想されたため、早めに切り上げることになり残念。
2023年7月12日(午後)
「森づくり活動(実習)」 【びわこ地球市民の森】
樹木医 平塚 英史 先生
午後からの平塚先生の実習は森の手入れ作業のはずでしたが、横殴りの雨が収まらないために室内の実習に変更。のこぎりを使っての丸太切りを代わる代わるやりましたが、結構太い木のため、みんな汗だくだくでへとへとに。
この時、針葉樹と広葉樹の違いを丸太切りで体得し、広葉樹は固いことを実感しました。
最後の授業では、細い枝を使っての鉛筆のストラップ作りをしました。捨てられるような細い枝がかわいい鉛筆に変身し、みんなは大切に持って帰りました。
以上、楽しくて有意義な「びわこ地球市民の森」での一日でした。
2023年8月30日(午前・午後)
「秋の家庭菜園の作り方 (苗の植付け)」
元滋賀県立八日市南高校 教諭 松原 治夫 先生
午前中はレイカディア大学の玄関横の畑の整理をし、午後からは教室で野菜づくりの教科書にそっての授業でした。
なお、我々園芸Aの次の野菜づくりは、レイカディア大学の中庭にあるプランターで行います。
植え付ける野菜は キャベツ8~9本、ブロッコリー8~9本の苗を、かぶ、小松菜、青梗菜は種から育てます。
<アドバイス>
・種はメーカー品(タキイ、サカタなど)の発芽率が良いので、それらを買った方が結果的にお得です。
・ブロッコリー初めて作る人は、早生のシャスターがお勧めで、横わき芽が出やすい品種を選ぶと、沢山収穫が出来てお得です。
全部でプランターは33個あるが、キャベツ、ブロッコリーで20個のプランターを使い、その他のプランターは種からの育苗に使うそうです。
≪苗の植付けと種まき≫
苗を植え付けは、先ず植える穴にしっかり水をやり、その水が引いてから植え、そして少し苗がかぶるくらいに土をかぶせて植える。植えたら水やりをし、日陰に置くか直射日光に当たらないようにする。水やりは、3~4日に一回水やりをする。
<アドバイス>
・水やりは苗に直接かけずに、苗の茎の周り半円を書くように水をやる。この時1回で多くやるのではなく、土の表面の水たまりが見えなくなった後しばらくして再度水やりをして、3回に分けて繰り返す。なお、中庭のプランターでは、端から端に行ってもう一度元に戻って水やりをする方法で3回繰り返す。
・苗の時は出来るだけ水をやらない。土の中はしっかりと水分を含んでおり、表土が乾くと根が水を求めて深く伸び、その結果丈夫な苗ができる。水をやるなら、朝にやる。夕方から夜に水をやると、水やり過ぎは、苗を徒長させて弱い苗になる。
次に、種まきであるが、種をまく前に苗と同様に土に3回水やりをしてしっかり土に水分を与えることが大切。
種まきは、間引きの手間を省くために2センチ間隔で播くが、種が細かいのでピンセットで播く方が良い。まいたら覆土をして新聞紙をかぶせて2~3日置くが、新聞紙を取った後でも水はやらない。
≪追い肥と自然農薬≫
プランターは、一回目の肥料は2週間をめどにやり、二回目は20日後にやる。
一株当たりの肥料は、ダイナミックス30グラムを、プランターの縁と苗の間や苗と苗の間などの二ヶ所に分けて土と軽く混ぜるが、このとき土が乾いていたら水をやる。
なお、秋の野菜は気温が下がってくる時期になるのでだんだん生育が遅くなる。気温を見ながら追い肥を与える必要だとのこと。この時、キャベツ、ブロッコリーは、外に広がる葉を大きく育てることが良い収穫になるので、追い肥が大切とのことでした。
苗もしくは発芽した苗には、虫が多くやってくるので、4月19日の松原先生の授業で習った自然農薬(虫などを殺すのではなく寄せ付けないモノ)を、植え付けた後一ヶ月から一ヶ月半に、土と植物にかけてやる必要があるとのこと。
なお、松原先生は、もみがらか燻炭を土の上にまいてマルチ替わりにして、その上にオルトランをまき虫などを寄せ付けないようにされているそうです。ただし、間引き菜を食べたいときはオルトランをまかないそうです。オルトランは一ヶ月で分解するので、その後に食べるようにされているとのこと。
しかし、苗などを植えると虫が多くやってくるので、完全に防げないけど防虫ネットなどをする方が楽で良いかもとも言われてました。
2023年9月13日(午前・午後)
「果樹の糖度調査、土づくり (秋野菜の植付け準備)」
元滋賀県立八日市南高校 教諭 松原 治夫 先生
午前中は、皆で中庭に行き、プランターに苗を植え付けました。
≪苗と種子の種類≫
苗は3種類(①キャベツ[初秋、早生]、②ブロッコリー[シャスター、早生]、③カリフラワー[オレンジブーケ])を植え、種子は4種類(①青梗菜、②小松菜、③ひかりかぶ、④万木かぶ)を蒔きました。
≪苗の植付け方と種子の蒔き方≫
先ずは苗の植付けをするために、スコップでプランターの土を軽くほぐし、そこに苗を植える穴を掘り、その穴にたっぷりの水をやって水が収まったら苗を植え付けました。
次に、種まきは、表土に角材の角を押し付けて溝をつけ、そこにしっかりと水まきをして、その後にピンセットで3センチおきに種を置き、その上に培養土を手でほぐしながらのせて行きました。覆土をした上に、もみ殻をところどころ土が見える程度に被せました。
なお、蒔いた種に被せる培養土は、好光性種子(レタス、キャベツ、ニンジン、小松菜、かぶ、シソ等)か、嫌光性種子(大根、ネギ、ナス、トマト等)かで土の量を加減します(前者は薄く、後者は厚く)。
≪水やり≫
苗の植付け後の水やりは、植え付け後一週間から10日はやらないでよい。なお、苗の水やりは、日差しが強い場合は水滴がレンズの役目をして太陽光線が当たって葉が焼けるため直接葉にかけないが、曇りなら葉に水をかけても大丈夫。
種まき後の水やりは、発芽後葉っぱが小さいときはそんなに水分はいらない。逆に、やりすぎると根腐れをするので、要注意。
≪当番≫
当番は一週間に二回は見て観察するとともに、水やりと追い肥をし、一週間に一回は自然農薬をやる。
≪追肥≫
追肥は、ダイナミックス軽く一握りを、葉に肥料がかからないように施し、もみ殻と軽くかき混ぜる。
なお、一回目(15日後)、二回目(20日後)、三回目(20日後)で終了する。
午後からは、調理室で果物の糖度を測る授業でした。全員、初めての計測なので、ワクワクでした。
≪調べた果物≫
①ミカン(ハウス)、②梨(豊水)、③桃、④ブドウ(籐稔)、⑤リンゴ(サンつがる)⑥キウイ(サンゴールド)、⑦トマトの以上8種類
≪糖度計≫
糖度計は初めて使ったが、糖度計の先に絞った果汁を垂らして蓋をして、のぞき窓から読み取るのであった。ちなみに、糖度の値は低いほど甘くない。
≪計測結果≫
最初はミカンを測ったが、温室ミカンだけど、そんなに甘くない。松田さんは11度と予測したが、ピッタリ11度だった。さすがに女性は買い物をする機会が多く、果物は糖度を見て買う習慣がついているので、ドンピシャ。
ミカンの11度を基準として覚え、次々と果物を試食し予想し、糖度計で測った結果と比べた。
松田さんは、梨の豊水は結構甘かったとのことで12.5度、次の桃は15度、そしてブドウが一番甘く16度、グレープフルーツは10度、リンゴ12.5度、キウイは15度、トマト7度と予想。
そして、酸味があるものとないものとの差で甘みの間隔が違うことと、ブドウは一番甘いのに食べた後に皮の渋みが残るので甘さが消されてしまうと松田さんは分析したが流石だね。
皆でワイワイと果物を食べながら代わる代わる糖度計で計測する作業を行ったが、楽しい食欲の秋にふさわしい午後の授業でした。
2023年9月27日(午前・午後)
「秋の草花の播種(実習)」
フラワーアレンジメント講師 水島 たず子 先生
さあ、水島ワールドの始まりです。
秋の花壇用の花の種まきです。まいた種は、パンジー(三種類)、ビオラ(三種類)、金魚草(一種類)、アスター(一種類)、金盞花(一種類)でした。
なお、種まきの時期は20℃前後で、その目安は夜クーラーなしで寝られるようになったら種まきに良い時期だそうです。
種をまく土は、種まき培養土だけど、サカタのスーパーバーク堆肥がお勧めとのこと。まく土が黒いので種が見えにくい時は、種まきの溝を作って、有機石灰を薄く撒いて種をまくと良く見えるよとのアドバイスがあり、その通りにしてピンセットで一粒一粒まきましたが、種の間隔をきれいに整えてまけました。
花の種の発芽は、アスター、金魚草、金盞花は4~5日で、パンジー、ビオラは一週間から10日くらいで芽が出るそうです。
芽が出て本葉が出てきたら、上から油粕を粉状にしてまく、あるいはIBを砕いた肥料をやると育ちが良いそうです。ただし、油粕は、土に入れると発酵して根を腐らすので、やってはいけないことと教わりました。
虫よけは、ビニール袋の底あたりに押しピン等で2~3ヶ所穴をあけたものに、トレボン粉剤DLを入れて、本葉の上でトントンと揺するときれいにまけることを教わりやってみました。なお、トレボン乳剤は虫に対する忌避剤なので、殺虫剤のオルトランより安全だそうです。次に、水のやり方を習いました。やった水が乾いて芽が出るので、水のやり過ぎは発芽を邪魔するのでダメとのことでした。なるほどネ。
しかし、表土が乾きすぎるのもダメで、芽が出るまで土の上に新聞紙を置き、芽が出たら新聞紙を取り除くが、急に新聞紙を取り除き日光を当てるのは良くないので、徐々に日の当たる場所に移動させてやることを教わりました。
なお、新芽が徒長し過ぎるとひ弱な苗になるので、上から土をかぶせてやると良い苗だけが伸びて良いと教わりました。
本葉が出て、根が張ったら植え替えの時期です。この時、伸びすぎた苗は寝かせて植えるとしっかり根が張るそうです。
ところで、4月にレイカディア大学の玄関先に植えた夏用の花壇は、30度を超える日が長く続いたためベゴニアは溶けてしまいました。しかし、マリーゴールドやハーブ類は暑さに強く元気でした。このことからの反省ですが、今後は暑さに強い品種を選ぶ必要がありますね。
今日は、秋の花壇用の花の種まきの話でしたが、冬の花壇用の葉ボタンの苗を育てる時期だそうで、去年植えた葉ボタンが残っていたら、それをカットして刺し芽で十分増やせるそうです。
皆さん、秋・冬に向けた美しい花の育成にチャレンジしましょう。